Harako-RNAseqが適している場合
- WindowsやLinuxなど、幅広い環境で利用したい場合に適しています。
- Salmon、tximport、DESeq2による発現変動解析が主な目的である場合に適しています。
- BAMファイルが不要な場合に適しています。
研究用公開α版 · v0.1.0-alpha.1
NVIDIA GPUによるBAM生成と、再現可能なRNA-seq定量を一つのGUIで
Ubuntu 24.04、RTX 3090、128 GB RAMの検証済み環境を対象としたローカルRNA-seqワークフローです。使用するコンテナ、参照データ、インデックス、解析条件をRun(1回の解析実行単位)ごとに記録・固定します。
FASTQ → fastp → Parabricks STAR → BAM/スプライスジャンクション/GeneCounts + Salmon → 発現量マトリックス/MultiQC

GPU支援版
Harako-nativeワークフローは、fastpによる前処理、Parabricksによるアラインメント、FeatureCounts、MultiQCをNextflow上で実行します。その後、HarakoコントローラーがSalmonによる定量、発現量マトリックスの作成、バージョン間の一致度評価、出力ファイルの検証、サポート情報の作成を行います。
exonとgene_typeを用いてbiotype別QCを実行します。動作確認済みの環境設定ファイルが導入されたUbuntu環境では、新しい解析計画の既定バックエンド(実行基盤)はHarako-nativeです。nf-core/rnaseq 3.26は専門家向けの参照バックエンドとして選択できます。Windows/WSLと過去の解析計画では、従来どおり参照バックエンドが既定です。
すでに要件を満たすNVIDIA GPU環境を運用している研究室では、BAM生成、スプライスジャンクションの検出、GeneCounts、Salmonによる定量、発現量マトリックスの作成、レポート出力までを、一つのRunとして管理できます。
| 項目 | Harako-RNAseq(CPU版) | Harako-GPU α版 |
|---|---|---|
| 対応環境 | WindowsやLinuxなど、より幅広い環境に対応します。 | Ubuntu 24.04、RTX 3090、128 GB RAMで検証しています。 |
| 主なワークフロー | Salmon → tximport → DESeq2、またはQCのみの解析を行います。 | GPUを利用してBAM、スプライスジャンクション、GeneCountsを生成し、Salmon定量を行います。 |
| BAM/ジャンクション/GeneCounts | 主要な処理には含まれません。 | 検証済みのone-passまたはtwo-passで出力できます。 |
| Salmon | 一般的な定量ワークフローに利用できます。 | 2.5.1が既定で、1.10.3も過去の解析との互換性を保つため選択できます。 |
| DESeq2 | CPU版で利用できます。 | 利用できません。 |
| ハードウェア | 主にCPUとDockerを使用します。 | RTX 3090と128 GB RAMの環境で検証しています。 |
| 公開段階 | 公開β版です。 | 研究用公開α版です。 |
Harako-GPUはHarako-RNAseqを置き換えるものではありません。両者は実行する処理が異なるため、CPU版に対する単純な速度向上率は提示していません。
公開データERR188044の全36,349,964ペアを用い、one-passおよびtwo-passでの解析完了を確認しています。BAMの整合性、発現量マトリックス、MultiQCレポート、完了結果のアーカイブも検証しています。
固定したC1入力データでは、Harako-nativeと参照バックエンドの主要な解析結果が一致しました。BAMに含まれる各アラインメントレコードも完全に一致しました。
UbuntuのGUIからC1データを用いてone-passとtwo-passを実行し、解析計画の作成、実行、結果表示、成果物検証、サポート情報の作成まで確認しました。アプリケーション内部の画面テストとHTTP応答も確認しています。テスト環境に対応ブラウザがなかったため、Ubuntu上の実ブラウザを用いた最終操作確認は実施していません。